ドル建て 2011 11 19

 時々、見かける評論で、このようなものがあります。
「アメリカの株式指標であるダウ平均は、
2007年の世界同時バブルの水準近くまで戻したのに、
日経平均株価は、2007年に比べて、
やっと半分の水準まで戻る程度だった。
だから、日本は、駄目だ」
 これを読んで、外国人は、不思議に思うでしょう。
実は、日経平均株価は、リーマンショック後、
「ダウ平均に負けないぐらい急回復した。
非常にパフォーマンスがよかった」と言ってもよいでしょう。
 このように書くと、多くの日本人が、
「そんなバカな。そんなはずはない」と思うでしょう。
 しかし、そう感じているのは、
円建てで日経平均株価を見ているからです。
 ここまでは、ドル建ての日経平均株価について書きましたが、
ユーロ建ての日経平均株価は、どうなっているかを考えるのもよいでしょう。
 このように、ドルの投資家、ユーロの投資家、
あるいはポンドの投資家から見たら、
「日経平均株価は、どう見えるか」という
複眼的な視点を持っていることは大切です。






















































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